私たちは、高齢者歯科医療のプロフェッショナルです
当医院に在籍する経験豊富な医師3名が持つ高齢者医療についての知見をご紹介します。
やよい歯科のプロフェッショナルケアと精密治療で、シニアライフをより一層生き生きと過ごしましょう。
なぜ高齢者の口腔ケアは特別なのでしょうか
口腔内の健康は、高齢者の生活の質を上げるためにとても重要です。その一方で、口腔トラブルは年を重ねるごとに難しい問題になっていきます。それは、歳を経るに従い、以下のような変化が起きるからです。
- 歯周病などにより歯茎が下がり、むし歯になりやすい歯の根が露出する
- 唾液の分泌量が減少し、細菌が繁殖しやすくなる
- 歯ブラシ不足
- 歯のエナメル質がすり減る
- 結果的に義歯が増加し、その接合部分からむし歯が進行しやすくなる
高齢者の歯科医療で重要なのは、プロフェッショナルとしての技術です
小児歯科や矯正歯科は専門のクリニックがありますが、高齢者歯科医療については、専門技術が必要というイメージはあまりないかもしれません。
けれども、本来ならばそれと同じ程度またはそれ以上に、高齢者歯科医療も高い専門性が必要とされます。
口腔内の健康は、全身の健康に直結しているからです。
口腔ケアが不十分な場合、以下のようなトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
老人性肺炎の危険
日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。肺炎で亡くなる方の94%は75歳以上であり、多くは「誤嚥性肺炎」が原因と言われています。
誤嚥性肺炎は、一般的に「老人性肺炎」という名で知られています。食べ物を飲み込む際、誤って食道ではなく気管に入ってしまうことが一因となり引き起こされるため、高齢者に起こりやすいのです。
では、なぜ高齢者は誤嚥のリスクが高くなるのでしょうか?
要因のひとつに、老化にともない、さまざまな「反射(咳反射や嚥下反射)」機能が低下することが挙げられます。
なにかを飲み込む際一時的に気管が閉じたり、万が一気管に異物が入った際、咳き込むことで吐き出そうとする反射を指します。嚥下反射機能の低下により唾液とともに口腔内の細菌が肺に流れ込み、咳反射機能の低下により咳き込むこともなく、肺の中で増殖して肺炎を引き起こすと言われています。
むし歯や歯周病の治療は、口腔内の細菌増殖を防ぎ、嚥下機能を改善させるために必要なのです。
脳の活動が低下
近年の研究で、咀嚼機能は脳の活動と密接な関係があることがわかってきました。
神奈川歯科大学の研究では、歯を失うと認知症のリスクが最大1.9倍にまで引き上げられるとされています。これは、歯周病などの炎症が脳に影響を及ぼすことや、歯を失って咀嚼機能が低下することで、認知機能が低下する可能性があることを示しています。
この研究では、かかりつけ歯科医院のある人に対して、ない人の認知症リスクは1.4倍であるとも示されています。かかりつけ歯科医院を作ることによって、口腔トラブルの予防や早期治療が認知症予防に役立っているのです。
では、すでに歯を失ってしまった人はどうすればいいのでしょうか?
現在、歯を失った場合の治療法には、義歯やインプラントがあります。これによって咀嚼機能は回復させることができるのです。そして、歯がない状態でも、口腔内を清潔に保つことは重要なのです。
食事の楽しみが減る
口腔トラブル、特に歯を失ったままの食事は、食べる楽しみを奪ってしまいます。固いものを咀嚼すること困難になったり、ひいては嚥下機能の低下がストレスを感じさせてしまう可能性が高いためです。
口は消化器官のスタートです。歯を失い、咀嚼機能が低い状態の方の食事は、柔らかく細かなソフト食などが適していますが、食事の楽しみは減少してしまいます。
「おいしい」と思える食事ができることは、「生活の質」を高めることにも通じます。
自分らしい幸福な生活を送るために、口腔ケアは重要な役割を担っているのです。
やよい歯科のプロフェッショナルケア
やよい歯科は、一般的な歯科治療だけではなく、高齢者向けに特化した経験と技術を持つ医師が在籍しています。
ご高齢の患者さまが実際に持つお悩みを、済生会病院や高齢者向け施設等で実感してまいりました。
お困りの内容や生活リズム、考え方に寄り添いながら、一緒に治療をすすめていきます。
症例・治療のご紹介
当医院をご活用ください
お口の中の状態は、人によって様々です。様々な症例をご紹介していきますので、ぜひご参考になさってください。
少しでも不安なことがあれば、やよい歯科医院にお気軽にご相談にいらしてください。